中小企業診断士とは|試験概要や学習方法を解説

中小企業診断士は経済産業大臣が認定する国家資格で、取得するとあらゆる業界で通用する経営の知識とコンサルティング能力を獲得することができ、キャリアアップを目指すビジネスパーソンにとって大変魅力的な資格の一つです。日本経済新聞の調査では、2016年の「取得したいビジネス関連資格」で1位を獲得しました。

しかし、国家資格ということもあり、比較的難易度が高く、取得には時間が掛かる傾向にあります。

この記事では、中小企業診断士の試験概要や学習方法等を紹介していきます。

<前編>中小企業診断士の資格概要、難易度については↓

試験概要

試験内容

1次試験

1次試験の出題形式は四肢択一式もしくは五肢択一式のマークシート方式で、試験時間は科目によって60分か90分か異なります。

科目は以下の7科目です。

・経済学・経済政策

・財務・会計

・企業経営理論

・運営管理(オペーレーション・マネジメント)

・経営法務

・経営情報システム

・中小企業経営・中小企業政策

2次試験

筆記試験は4科目が課されています。

・中小企業の診断及び助言に関する実務の事例I(組織)

・中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅱ(マーケティング・流通)

・中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅲ(生産・技術)

・中小企業の診断及び助言に関する実務の事例Ⅳ(財務・会計)

各科目それぞれ企業の事例に対する問題が5問程度出題されます。出題形式は記述式です。

口述試験は筆記試験の事例をもとにした個人面接です。試験時間は約10分です。

日程・会場

中小企業診断士の試験は年に1度行われます。例年8月上旬に1次試験、10月中旬~下旬に2次試験の筆記試験、12月中旬に2次試験の口述試験が行われています。

1次試験は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇の8地区で実施されていて、2日間に渡って行われます。

2次試験は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7地区で実施されます。

申し込み方法・受験料

申し込み方法

一般社団法人中小企業診断協会が配布する試験案内に同封されている専用の払込用紙を郵便局もしくはゆうちょ銀行へ提出することで、申し込みできます。ATMでも手続きが可能です。また、郵便局の備え付けの払込用紙では受付が不可能なので、注意しましょう。

科目合格による試験科目の一部免除や、公認会計士や税理士等の資格を保有している場合の一部科目免除もこの時に申請します。

受験料

1次と2次で受験料は異なります。

1次試験は13,000円、2次試験は17,200円です。

学習方法は?

独学

中小企業診断士は平均学習時間1000時間と言われています。マーケティングや財務、法律等の元々の知識量にも多少左右されますが、働きながら資格取得を目指す方が多いため、勉強時間の確保が大きな課題といえるでしょう。

中小企業診断士は比較的人気の資格のため、テキストも多数出版されています。

全く経営の知識はないけれど、中小企業診断士にチャレンジしたい!という方には入門書としてこちらがおすすめ。

1次試験対策にはこちらのシリーズがおすすめ。

合格された方の中には、2次試験対策には解法のマスターが必須という声があったので、こちらのテキストはいかがでしょうか?

エアゾールさんは過去問を利用した勉強法で合格を掴み取ったそうです。

①論点別で過去問を解く

②答え合わせ

③選択肢ごとに振り返り

④分からなければ教科書に戻る

⑤キーワード別に分析

https://www.chusho-shindanshi.com/ichijishiken/kakomon-stdudymethod/

中小企業診断士は合格体験記や勉強法をインターネット上で公開している方が多いので、モチベーション向上のためにも自分で探してみるのもおすすめです。

通信教育・スクール

そうはいっても自分だけだと自信がない…という方は、通信教育やスクールがおすすめです。ユーキャンたのまなTACスタディング等で講座が開講されています。

価格は講座によって5万円~30万円等幅があり、こちらも自分に合った講座を探すことが重要です。講座によっては、スマートフォンに対応したオンラインの講座もあるため、通勤時間等のスキマ時間を有効に使いながら勉強することができます。

まとめ

中小企業診断士の専門知識は業務に直結し、ビジネススキルの向上に大きく役立ちます。

取得は容易ではなく、勉強には時間を取られますが、経営コンサルタントに興味がある、スキルアップして周囲に差を付けたい、という方は一度検討してみてはいかがでしょうか?

中小企業診断士のスクールやオンライン講座を検索できます