主婦・主夫に人気!家事の資格|家政士とは

近年、「家政婦のミタ」「家政夫のミタゾノ」「私の家政夫ナギサさん」など、家政婦・家政夫さんがドラマで活躍する姿が目立ちます。

一昔前までは、家政婦・家政夫というと裕福でゆとりのある家庭が雇うイメージが強く、サービスの利用は敷居が高いと思う方が大半でした。しかし、社会構造の変化やドラマの影響もあり、家事の外注を依頼する側のハードルが下がったことで、家事代行サービスをはじめ、家政婦紹介所などを通じての家政サービスの需要は年々高まっています。

こうした中で、注目されているのが、家政サービスの公的資格「家政士」です。

この記事では、家政士検定試験の試験概要取得方法等を紹介していきます。

家政士とは?

家政士とは、2016年から公益社団法人日本看護家政紹介事業協会が認定している、比較的新しい資格です。厚生労働大臣が認定している公的資格でもあります。

家政婦・家政夫が請け負う、料理や掃除、洗濯、アイロンがけといった家事全般の知識はもちろん、介護子育てといった幅広い知識が問われます。実際、家政婦紹介所では家事サービス以外にも、介護を含んだコースを設置していることが大半のため、家政婦・家政夫として働く上で介護の知識は必須と言えます。

どんな仕事ができるの?

家政婦紹介所に登録する家政婦・家政夫としての活躍が期待できます。家政婦紹介所の求人の多くは資格・経験不問ですが、家政婦・家政夫は利用者と直接契約を結ぶため、資格があれば利用者の信用を得やすく、仕事も決まりやすいと思われます。給与は、通勤か住み込みかといった勤務形態や業務内容によって異なる上、直接交渉のため、一概には言えませんが、月15万~20万円程度のようです。

その他にも、近年市場規模が拡大傾向にある家事代行業での活躍が期待できます。家事代行サービスのマッチングサイトでは、プロフィールに記載できる資格は指名獲得の大きな強みになります。整理収納アドバイザーや介護職員初任者研修、ハウスクリーニング関係の資格など、元から持っているスキルと組み合わせて働いている方もいらっしゃいます。

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受検資格

家政士には受検資格があり、詳細は公式サイトで説明されています。

(1)協会の会員紹介所の求職登録者であり、職業安定法施行規則附則に規定する家政婦(夫)の業務に5年以上従事した者(下記(2)の期間を合算して5年以上の者も可)

ただし、従事した各年の実勤務日が100日以上ある者に限る(下記(2)の日数を合算して各年100日以上ある者も可)

(2)協会の会員紹介所が、介護保険制度における指定事業所として認定を受けており、当該指定事業所に雇用されている者で、当該介護業務に5年以上従事した者(上記(1)の期間を合算して5年以上の者も可)

ただし、従事した各年の実勤務日が100日以上ある者に限る(上記(1)の日数を合算して各年100日以上ある者も可)

(3)協会の会員紹介所の求職登録者であり、かつ、(1)に定める者と同等の経験、能力を有すると当該紹介所長が認めた者

(4)介護関連事業、保育関連事業、家事支援サービス事業等に雇用され5年以上の実務経験がある者、主婦(夫)等の家事、介護、育児等の経験のある者や大学・大学院、短大、職業能力開発施設、専門学校、専修学校等の家政関連学科・課程等の卒業生または在学生で、上記(1)から(3)までに定める者と同等の経験、能力を有すると認められる者

http://kanka.or.jp/kaseishi

この4つのどれかに該当すれば、家政士検定を受験できます。(1)~(3)の要件はすでに家政婦・家政夫として働いた経験がある方のみが対象ですが、(4)の要件は家政婦・家政夫として働いたことがない方でも当てはまります。

主婦や主夫の方も、5年以上の家事経験・介護経験があれば受験できるため、資格ができた当初は主婦が取得できる資格として、メディアにも注目されました。

試験概要

試験は学科試験実技試験に分かれています。

試験内容

学科試験

多枝択一式で問題数は全40問。

試験時間は60分です。

実技試験

実技試験は衣・食・住の3科目のうちからいずれか1科目が出題されます。

試験時間は10分です。

  • 実技1【衣】 アイロンがけやシミ抜き等 
  • 実技2【食】 食材の下拵え、調理、献立作成等
  • 実技3【住】 整理・収納、ビニールクロスの掃除等

さらに、実技終了後、作業の段取りを問う口頭試験を行います。こちらは一問一答形式で、試験時間は5分。

実技試験は身嗜みや言動も採点対象となるため、清潔な身なりと適切な言葉遣いを心がけましょう!

日程・会場

家政士検定は東京、静岡、兵庫、宮崎といった全国の会場(令和2年度)で、例年は年に1回、秋に開催されています。

令和2年度の試験日は11月14日(土)です。

申し込み方法・受験料

試験の申し込みは郵送のみの対応になっています。サイトから受験申請書をダウンロードして、必要事項を記入し、受付期間内に提出しましょう。科目免除の申請もここで行います。

また、会場ごとに定員が設定されているので、定員満了による申し込みの締め切りには注意が必要です。

受験料は13,000円です。日本看護家政紹介事業協会の会員だと、会員割引が適応され、受験料は9,000円になります。

受験資格の要件の(4)に当てはまる専門学校や大学に在学中の学生は、学生割引の対象となり、6,500円で受験することがきます。さらに、科目免除者の受験料は異なります。詳細はサイトで確認しましょう。

合格率・難易度

残念ながら、合格率は公表されていないようです。

気になる合格ラインは、学科試験が40点のうちの80%、実技試験は150点のうちの70%。実技の配点が高い実技重視の試験のため、しっかりと対策をとる必要があります。

家政士検定では、学科試験または実技試験のどちらかのみ合格した場合、4年間の科目免除が認められています。不合格の試験だけ、次の年も挑戦することができるのは嬉しいですね!

学習方法は?

独学の場合

独学の場合は、ドラマ「私の家政夫ナギサさん」の劇中にも登場した公式テキストで勉強するといいでしょう。

家政士検定試験の公式テキストは1~4巻まであり、全巻揃えると税込で7,700円掛かります。日本看護家政紹介事業協会の会員の方は特別価格が設定されているので、もう少し安く揃えられます。

入手方法は、日本看護家政紹介事業協会にFAXを送信するか、中央法規出版のオンラインショップから購入するのかの2パターン。

家政サービスの基本

5,500円以上の購入でどちらの方法でも送料は無料になるので、好きな方で手に入れましょう。

こちらのみっくすずきさんは合格の喜びを語っています。

「わたナギ」への家政士検定登場を語る港南家政婦紹介所さん。

歴史の浅い資格であることもあり、ネット上で勉強法を公開している人は少なく、ネットの体験談を学習方法の参考にするのは難しいようです。

検定試験事前講習会

独学だけでは不安…という方は、日本看護家政紹介事業協会が実施する検定試験前事前講習会がおすすめです。会場は千葉、東京、静岡、兵庫、宮崎の5カ所で、費用は2,000円です。(令和2年度)

3時間の講習で家政士検定の対策を行います。

まとめ

家政士は需要が高まる家事サービス・家政サービスで活躍することができる、将来性のある資格です。

主婦・主夫生活で培ってきた家事スキルを仕事にしたい!、ドラマで活躍していた家政婦・家政夫に興味がある!という方は一度検討してみてはいかがでしょうか?

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